3月6日高知新港に寄港したのは、アメリカのクルーズ会社が運航する「ノルウェージャン・ジュエル」号です。全長約300メートル。主にアメリカやイギリスなどの観光客約2400人が乗っています。船は2月29日に中国を出発。高知を含め日本国内9カ所を巡る旅の途中です。

アメリカからの乗客
Ｑ：これから何をしますか？
「田舎を堪能できるツアーを探していて、トゥクトゥクにも乗る予定です」

クルーズ船の到着にあわせて高知新港のターミナルには雑貨や着物など臨時の土産物店が並びました。

土産物店の人
「外国船向けのお土産を用意しています。だるまとか日本の文化に興味を持たれている方が多いです。外国人の方にもっと高知に来ていただけたらなと思います」

乗客たちはグループにわかれて高知県内の観光地に出発です。多くの乗客が訪れたのが高知城。天守に上ると土佐二十四万石のお殿様が眺めた絶景が広がり、写真や動画を撮って楽しんでいました。

イギリスからの乗客
「美しい景色です。見通しが良くてとてもいい日に来ました。（イギリスと比べ）歴史や特徴のある建物が多くて良いです」

西インド諸島・アルバからの乗客
「高いところは苦手だが見る価値がある。美しい」

天守を見学した多くの人が苦労していたのは急な階段の上り下りでした。西インド諸島・アルバからの乗客は「階段がまっすぐすぎて降りるのが難しい」と話していました。

高知県によりますと高知新港に入港するクルーズ船は2023年度、過去最多の57隻となる見込みです。さらに新年度となる4月も過去最多の月間15隻が入港予定と高知観光に追い風が吹いています。