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News- 高知のニュース

どれだけつらい思いを…横田めぐみさんの弟・拓也さん「自分の家族が拉致されたらと考えて」【高知】

北朝鮮による拉致被害者らの救出を目指す集会が17日高知県で初めて開催され、横田めぐみさんの弟が「拉致問題を自分や家族に起きたことのように考えてほしい」と訴えました。

横田めぐみさんの弟 横田拓也さん:
「46年間どれだけつらい思いをして北朝鮮、自由のない国で過ごしているのかと思うといつも心が痛くなる」

悲痛な思いでこう語ったのは、北朝鮮による拉致被害者家族会の代表・横田拓也さんです。横田さんの姉・めぐみさんは1977年、新潟市で北朝鮮によって拉致されました。

この集会は政府の拉致問題対策本部が全国の自治体とともに開催していて、高知県では初めてです。

高知市の会場に集まったおよそ170人を前に、横田さんは突然姿を消した姉・めぐみさんを家族で必死に探し回ったことや、当初、北朝鮮による拉致が世間に理解されていなかった苦しみなどを語りました。

また、亡命した元工作員から聞いた話を紹介。めぐみさんは自宅からわずか1分ほどの所で拉致され、北朝鮮に向かう船の中で助けを求め続けたということです。

横田拓也さん:
「鍵のかかった部屋に閉じ込められて、お父さん、お母さん助けてドアを開けてと泣き叫びながら延々と船酔いをしながら港に連れていかれた。北朝鮮の港に着いたときには指先が血で染まっていた。皆さんご自身が遭遇したらどう思うか。皆さんの大切な家族がそういう目にあったら静かにいられるか、怒りを持たないだろうか、いつも考えてほしい。」

その上で横田さんは、4年前に亡くなった父親や2月に88歳になった母親など被害者家族の高齢化が進んでいるとして「全ての拉致被害者の一括帰国実現に向けて皆さん声を上げ協力してほしい」と呼びかけていました。

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