【高知】新年度当初予算案は《積極的予算編成》一般会計総額4656億円《人口減少対策》の抜本強化へ
2024年2月15日(木) PM6時55分
高知県は2月15日新年度の当初予算案を発表しました。ポイントは人口減少対策の抜本強化です。
新年度の当初予算案は、一般会計の総額で4656億円となっています。新型コロナ関連予算がなくなったことにより2023年度より129億円減っていますが、コロナ禍を除くと2004年度以来の規模となる積極型となっています。
浜田知事
「『元気な未来創造予算』高知の未来を元気にしていく、そして次の世代に引き継いでいくために、今何が必要かということを考えて積極的な予算編成をしたと自負している」
浜田県政が2期目の最重点施策として掲げる人口減少対策の抜本強化に573億円を盛り込んでいます。
このうち地域の実情に応じて対策が取れるよう、市町村向けの交付金の創設に10億円。
若年人口の増加を目的に県内で就職する大学生などの奨学金返還を支援するための基金の創設に2400万円。
女性の働きやすい環境整備に取り組む企業や農林水産事業者を支援する費用などに4億2800万円。
男性の育休取得が当たり前の社会をいち早く実現するための施策として、育休中の代替要員の雇用経費などの支援に4200万円。
このほか「デジタル化」「グリーン化」「グローバル化」にあわせて143億円を盛り込んでいます。
予算案は2月21日から始まる高知県議会で審議されます。