《地震で屋根落下の恐れ》室戸体育館・高知東工業高の体育館が利用休止に【高知】
2024年1月31日(水) PM12時00分
高知県は1月31日、県立室戸体育館(室戸市)について「屋根が地震時に落下する危険性がある」などとして、耐震改修が完了するまで間(2年程度)、利用を一時停止すると発表しました。
体育館を県から市へ移管するための準備を進める中で、民間の専門家団体が2012年に公表した最新の考え方に基づいて診断を実施。危険性が判明しました。
体育館は先月から照明などの工事のために利用が休止となっています。
体育館は1991年に完成。新耐震基準は満たしています。
県によりますと、高知東工業高校(南国市)と南海学園(南国市)、それぞれの体育館も同じ屋根の工法で建てられていることが分かっています。
高知東工業高校については、今後、速やかに耐震診断を行うことになっていて、すでに29日夕方から使用を止めています。少なくとも診断結果が出るまでの間(最長11カ月程度)は利用しないということです。
学校は「寝耳に水で驚いたが、生徒の安全を第一に考えたい」としていて、県内の企業を招いて行う予定だった課題発表会を急きょリモートに切り替えたり、卒業式の代替会場を手配するなど対応に追われています。
また県は、南海学園を運営する社会福祉法人への説明を31日に行うとしています。










