転売で《利益2億7千万円》システム開発者を逮捕 著作権法違反容疑で【高知】
2024年1月24日(水) PM4時30分
全国的な転売ビジネスに絡む著作権侵害事件を捜査している高知県警サイバー犯罪対策課と高知南署・高知東署は1月23日、大阪市の会社経営の男(48)を逮捕しました。
2022年12月から23年3月ごろまでの間に、土佐料理司（本店：高知市）がオンラインショップに掲載している商品のゆずポン酢の写真などを無断でECサイトに転載した疑いが持たれています。
県警によりますと、男は転売に使えるシステムを開発。食品や洋服のほか、アウトドアやスポーツ用品など様々なオンラインショップにある写真や説明文、値段の情報をプログラムで引っ張ってきて、ECサイトに数倍の値段で出品する機能があるほか、NG指定した商品は転売しないようにすることもできるということです。
今回の逮捕事実を巡っては、このシステムを使って著作権を侵害した疑いで去年8月、3人の男が逮捕・略式起訴されています。
県警によりますと、システムの使用者は全国に500人程度いるとみられ、男は転売を始めた約6年前からこれまでに少なくとも2億7千万円の利益をあげているということです。
高知県警は男の認否を明らかにしていません。
