《らんまん》に沸いた!高知の2023年【年末回顧・1月~6月】
2023年12月26日(火) PM12時26分
2023年の高知を振り返る年末回顧企画です。(1月~6月)
【1月】
▼2023年はコロナ感染まっただ中で始まりました。1月の新規感染者数は1日あたり736人。感染者数は過去2番目に多い1965人を記録し、高知市の近森病院では発熱外来や一部の一般・救急外来の受け入れを停止しました。
近森病院 感染症内科・石田正之部長:
医療状況は崩壊していると言えるんじゃないかなと
【2月】
▼2月は新規感染者数がぐっと減り、1日あたり176人。3年ぶりに龍馬マラソンが開催され、6988人が土佐路を走り抜けました。
▼ボクシングでは、福永宇宙選手(26)=四万十町出身=が全日本スーパーバンタム級の新人王に。専属プロモーション契約を結ぶ元世界王者・亀田興毅さんも応援に駆け付けました。
亀田興毅さん:
やっぱりスター性がありますよ。華があるとおもいますね
▼最大で2万円分のポイントが受け取れるマイナポイントの申請期限の前日、高知市役所には朝から多くの人が詰めかけて一時5時間待ちになりました。
【3月】
▼統合される高知西高校と高知南中高で最後の卒業式が行われました。
高知西高校 生徒会長・森田敦也さん:
母校の名前がなくなってしまうことはもちろん悲しいです
南高校では卒業生ら6000人が集まり、「お別れの会」が開かれました。
西高校は1957年開校で2万5178人が卒業、南高校は1987年開校で1万851人が卒業しました。
▼3月13日、政府がマスクの着用ルールを緩和、個人の判断となりました。
50代主婦:
この日を心待ちにしてましたのですごく嬉しいです、春だし
▼「土佐のおきゃく」が4年ぶりに通常開催されました。
フィギュアイラストレーター・デハラユキノリさん:
やっと戻ってきたなって、高知県の人が活躍する場が。宴会はいいですね、人を繋げますし
島崎和歌子さんや三山ひろしさんも登場。高知家のポスターの撮影秘話を披露しました。
三山さん「これ実はスタジオで撮ってるんです」
島崎さん「一人一人別でね」
三山さん「ぴっと合わせて、こういう感じになってる。私と島崎さんだけが立って」
島崎さん「東京のスタジオでね」
三山さん「何にも無いところでがらーっとしたところで」
島崎さん「桂浜に帰りたいなーと思いながら」
三山さん「とっと向こうにカメラがあって『はい笑って!』って言われて撮ったやつです」
▼春のセンバツ高校野球では高知高校が2019年夏の王者・履正社を撃破しました。惜しくも3回戦で敗退し10年ぶりのベスト8進出とはなりませんでした。
【4月】
▼朝ドラ「らんまん」がスタート。放送が始まる直前には県の観光博覧会「牧野博士の新休日」が開幕し、俳優の松坂慶子さんや県出身の中村里帆さんが駆け付けました。
▼怒濤の「らんまん」フィーバーとなり、牧野植物園は大にぎわい
▼40年ぶりにリニューアルした桂浜公園にも多くの人が訪れました。
▼のいち動物公園ではアメリカビーバーの双子の赤ちゃんに愛称『ラン』と『マン』がつけられました。
▼高知県の人口が初めて67万人を割り込みました。
浜田知事:
出生数の減少が大きく影響していると考えておりまして
2023年1年間の出生数は3721人と全国最少です。
【5月】
▼高知龍馬空港に台湾からの定期チャーター便が就航。当初は9月までの予定でしたが、2024年3月末までに延長されました。
2023年9月末までの台湾からの来高者数は1万8440人と過去最高を上回る勢いです。
▼高知新港には12月までで44隻の外国客船が寄港。すでに過去最多だった2017年度の33隻を大幅に上回っています。
▼5月8日、新型コロナが「5類」に移行しました。
▼ゴールデンウイークは中止が続いていたイベントが次々と再開。4年ぶりに開催された香南市の「どろめ祭り」は来場者3000人でした。
女性の部(5合)では「もぐもぐさくら」さん、男性の部(1升)では岡本亜嘉瑠さんが優勝しました。
▼黒潮町では「はだしマラソン全国大会」が4年ぶりに通常開催。全国から1200人以上が訪れました。
▼土佐の小京都・四万十市では4年ぶりの公家行列が行われました。
▼桂浜水族館は過去最多の1日あたり2720人が訪れました。
▼牧野植物園にはレストランや実験室を備えた新施設「ラボテラス」がオープンしました。秋篠宮さまも訪問されました。
【6月】
▼6月2日、県西部に線状降水帯が発生しました。土佐清水市三崎で1時間降水量93ミリを記録。黒潮町では土佐くろしお鉄道の列車が脱線しました。
▼自民党の参議院議員だった高野光二郎氏の秘書暴行問題が発覚しました。
高野光二郎氏:
気合いを入れる意図で左手の甲で胸の辺りをぽんとを叩くつもりが、その手が秘書の鼻にあたりまして鼻血が出てしまいました
報道陣:
「鼻血の止め方も知らないのか」と顔におしぼりを押しつけたという話は?
高野光二郎氏:
私、上級救命の講習を受けておりまして。鼻血が出たときに上向いてこうやってつまんでいたら止まるからつかんだっていうのがあります
取材に応じた2日後に高知市で開いた会見で、議員辞職を発表。記者からの質問には一切答えず、報道陣から逃げるように会場を立ち去りました。