桂浜水族館に黄金の魚が現れ、見る人を驚かせています。その魚の正体を玉井アナウンサーが取材しました。

（玉井新平リポート）「親子遠足で大賑わいの桂浜水族館。『食べられる魚』の展示にこだわっています。クエ、鍋にしたら最高。こちらはタイとスズキの仲間、焼き魚が僕はオススメ。そして、こちらはイサキ、刺身にしたら最高です。漆黒の輝きが素敵。そして、その中にゴールデンフィッシュが！どうして？」

刺身、焼き魚、唐揚げ、いろんな料理に合う白身魚のイサキ。本来、体は褐色ですが群れの中にはなぜか金色が…。しかも、複数匹います。これは一体！？

（観光客）「食べてみたい」（保護者）「初めて見たのでびっくりしている」（写真撮影する園児）「めっちゃきいろくてきれい」

大月町でイサキを養殖する業者がいけすで発見し、11月22日、桂浜水族館に持ち込みました。

（浦河大輝飼育員）「こんな色のイサキがいるんだと、すごく驚きが大きかった」「恐らく遺伝子の異常によって、本来の体の色を出す色素の働きが極端に少なくなった結果、突然、黄色くなったと推測される」

水族館によりますと、突然変異のイサキは1万から2万匹に1匹程度の確率で生まれると言います。しかも、そんな珍しい個体が今回、5匹も持ち込まれたのです。

（浦河飼育員）「頭だけ黄色くて、体に向かうにつれてどんどん薄く白くなっている個体もいるし、逆パンダみたいに目だけ色が違う」「いろんなバリエーションがあるのがおもしろいところ」

通常の個体と違うため短命と言われていますが、桂浜水族館はある期待を寄せています。

（浦河飼育員）「黄色というよりまさに黄金というのが正しいくらい」「当館に幸運を呼び込んでくれたら嬉しい」

（観光客）Qご利益ありそう？「ありそう。だって金色だもん、お金入ってくればいいよね」「拝んで帰ります」「いいことありますように」

突然変異の「ゴールデンイサキ」は、何かと物入りな年末に向け、金運や幸運を呼び込んでくれる・・・かもしれません。