人力車で世界中を旅する男性のドキュメンタリー映画が2023年11月、四国各県で上映されます。そのPRのため主人公の男性がきょう（2日）高知県内を人力車で走りました。

ファン「来た来た！待ってました」土佐市に現れたのは人力車の旅人・ガンプ鈴木こと鈴木悠司さん33歳です。ガンプさんは京都出身。2016年から世界初となる「人力車による世界5大陸走破」の挑戦を続けています。

ガンプさんはSNSで動画を配信しながらアジア、ヨーロッパ、オーストラリアを巡り今年2月にはアメリカを横断する5100キロ走破を達成しました。そのアメリカの旅のドキュメンタリー映画をガンプさん自身が製作。11月、四国各県で上映されます。

ガンプ鈴木さん「自分の人生とアメリカ横断の旅を比較して見てもらうと重なるポイントってあると思う」「めっちゃトラブル起きるんですよ、（笑）このトラブルを楽しんでいくんですけど、何が起きてもゴールまで走り続けるっていうキープランニングの姿を沢山の人に見てもらいたい」

上映会のPRのため1日夜、愛媛の松山から四国一周の旅をはじめ、きょう（2日）は土佐市からスタート。大勢のファンが応援にかけつけました。

高知市から「大ファンです、常に前向きでポジティブなところと性格と顔と！全て！大好きです」ガンプ鈴木さん「いってきまーす」

小学生からサッカーに熱中しプロを目指していたガンプさんはケガでプロの夢を断念。もう一つの夢が世界一周に行くことでした。その資金を貯めるために始めた仕事がたまたま出会った、人力車でした。その魅力とは？

ガンプ鈴木さん「交流ですね。自分が旅した経験を話すこともできるしこれを通していろんな人を元気にできるなと思って」ファンや出会う人たちとの交流を大事にしているガンプさんは今回、人力車の旅をライブ配信しながら映画のチケットを手売りしています。

そんな彼のモットーが「Just For Fun」。アメリカの旅で出会い応援してくれた男性の言葉です。ガンプ鈴木さん「この言葉は人生の原動力。例えば困難が来た時に下を向かずに、この後絶対いいことがあるっていうか困難を楽しんでいこうっていう力にもなってて、だから「Just For Fun」を沢山の人に伝えたい」今も人力車の観光ガイドを続けながら来年はアフリカ大陸縦断に挑むガンプさん。

5100キロの道のりを走り続けたドキュメンタリー映画「JUST FOR FUN一期一会。人生を走る男の物語」は5日、日曜日に土佐市の「つなーで」で上映されます。