生徒厳選の『食』も…高知小津高校150年目の文化祭 “若鳩祭(わかばとさい)”【高知】
2023年9月21日(木) PM7時15分
高知市の高知小津高校では、文化祭と体育祭を1年ごとに開催していて、今年はきょう(21日)から3日間、文化祭の「若鳩祭(わかばとさい)」が始まりました。コロナ禍の影響で4年ぶりの通常開催です。
明神 康喜 記者
「生徒たちの熱気にあふれかえっています。こちらの教室はカジノ。カジノをこの中でやっているんですね。こちらは秋祭りの露店を再現した教室になってますね。そしてこちらは“うまいもの博”どんなうまいものがあるんでしょう」
2年2ホームが取り組んだ「うまいもの博」。高知県内で人気の食べ物や飲み物を生徒たち自身が味見して“美味しい”と思ったものを生産者から仕入れて販売しています。
高知小津高校 2-2ホーム委員長 中野 瑚春さん
「私たちは(総合的な探求の授業で)地域活性化を目指していて、高知といえば、やはり“食”が美味しいので、それを皆さんに知ってもらいたいという思いで、みんなの美味しいと思うものを集めてきました。みんなで食べて、実際に美味しいか確かめたり、店員さんに(商品の)誕生秘話を聞いたりして、ポスターで紹介しています。」
おなじみの「リープル」や「帽子パン」のほか、目新しいフルーツサンドなども並んでいます。「米タルト」がオススメというこちらの生徒は…。
米タルトを販売する生徒
「小学校・中学校で『米タルト』が給食で出てたので、その美味しさを共有したくて。一般の人も来るんで、いっぱい買って欲しいです。」
こちらの男の子のグループが販売していたのは。
「高知プリン亭のプリンです。「固めのプリンで、カラメルソースが美味しいです。」
大橋通り商店街にあるプリン専門店の商品です。どの商品も生徒たちの熱い「推し」の思いがこもっています。きょう21日は校内だけの開催で、お客さんは生徒や先生たちです。
理科・羽方さおり 先生
「弁当があって、デザートがあったら。完璧じゃないですか。高知(のうまいもん)でそろえました」
こちらにはウサギのコスチュームでぬいぐるみ抱いた、ちょっと怪しげな先生が…。
「みんなの頑張りに負けた」(と言いながらお金を払う)
体育・横江忠彦 先生
「久しぶりの文化祭ですし、150周年で生徒が盛り上がっているので、教員も負けていられないと思って、楽しんでます」
そうなんです。高知小津高校は2023年11月で創立150周年。明治6年に東京で産声を上げた海南私塾が、高知市九反田の旧開成館跡に移転。当時の門は高校の敷地の一角に今も残されています。文化祭では創立150周年を記念したクッキーなどが販売されています。
高知小津高校の「若鳩祭」は23日までで、あすは午後1時から一般公開されます。
取材班がイチオシしていたのは「お化け屋敷」でして、なかなか本格的な作りだったので中を撮影しようとしたら、一部が壊れたため修理に追われていました。ほかにも部活動の成果を発表する教室などもあり、見どころはいっぱいです。
高知小津高校の「若鳩祭」。22日は午後1時からです。