【高知】教師のパワハラ・セクハラ問題「県教委は被害者に寄り添って」教職員組合が教育長に要請
2023年9月11日(月) PM6時50分
高知県教職員組合のメンバーが9月11日、県教育委員会の長岡幹泰教育長宛に要請書を手渡しました。
県内では南高校で2021年に指導教師による教育実習生へのパワハラが、土佐清水市の小学校では2020年と2022年に男性教頭による臨時教師2人へのセクハラが起きています。
県教委は9月4日、自分たちの対応に問題がなかったか、専門家による第三者委員会を開きました。これに対して県教職員組合は、委員会による話し合いが非公開で1回だけしか行われていないことと、被害者の話を聞いていないことを批判しました。
県教職員組合・細木久義 執行委員長:
先日の第三者委員会で2事案の幕引きを図るのではなく、調査権限を持つ外部専門家による調査、及びそれに基づく検証、提言を求めます。よろしくお願いします
県教職員組合はパワハラの事実認定や加害者の処分まで時間がかかりすぎたことなど、県教委の対応のあり方に問題があるとしています。
県教職員組合・細木久義 執行委員長:
県教委そのものの今回、問題が大きいと思う。県教委事務局が今回、何がおかしかったかを外部の方から意見を聞いていただいて、きちっと見直していくことがいるのではないか
県教委は小中学校課など関係部署で要請書の内容を共有した上で対応を検討したいとしています。