よさこいで高知にエールを!西高校・南高校卒業生チーム「忘れられない思い出にしたい」【高知】
2023年7月31日(月) PM7時00分
照りつける太陽の下、はつらつとした表情で練習に励む踊り子たち。2023年3月歴史に幕を下ろした高知西高校と南高校、2つの学校の卒業生らで結成されたよさこいチーム「THE LAST TAKE」のメンバーです。
代表を務めるのは、広瀬恵理子さん29歳です。西高校を卒業後、進学のため京都へ。そのあと東京で就職し3年前にUターンした際にコロナ禍で打撃を受けた故郷の姿に心を痛めたといいます。
西高・南高OB合同よさこいチーム
「THE LAST TAKE」広瀬 恵理子 代表
「帯屋町がシャッター街になったり、よさこいを支えてきた方たちが継続が苦しいようなニュースを見たりして、沿道のお客さんたちがどんなものだったら見たいだろうとか、勇気を与えられる演出が出来るんだろうと考えた時に、このプロジェクトを立ち上げる事にしました」
高知を盛り上げたいと思いついたのが西高時代から好きだった「よさこい」のチーム立ち上げです。高知国際高校に統合される西高と南高の名前をよさこいの歴史に刻もうと今回限りの連合チームを結成したのです。メンバーは両校の卒業生やその子供など30人。6月10日から週3回、高知市で練習に励んでいます。
こちらは西高の卒業生。土佐町で観光の仕事をしながら往復2時間かけて練習に参加しています。
西高校の卒業生 森尾 弥留さん
「今年30歳になる記念と、高校(時代)が1番楽しかったとずっと言ってて、みんなもそうだろうと。1番楽しかったし、やっぱり(学校が)無くなるのは寂しいので、同窓会みたいな感じで(参加を決めた)」
こちらの南高の卒業生は応募のチラシを見て参加を決めました。
南高校の卒業生 伊藤 未来さん
「4年ぶりに踊りたいなと思ったのがきっかけでした。踊り子みんなと笑いながら笑顔で最後は泣くだろうと思いながらも忘れられない思い出にしたい」
チームのテーマは「エール」。よさこい鳴子踊りのように人生を「前へ前へ」と突き進む両校の卒業生や、高知に生きる人々を応援する気持ちが込められています。そして「コロナなど社会の荒波を乗り越えていこう」という強い意思を込めて鳴子に「波」を描きました。
楽曲は冒頭部分に両校の校歌が使われていて、全国にいる西高吹奏楽部の卒業生が集まって演奏し、収録しました。
西高・南高OB合同よさこいチーム
「THE LAST TAKE」広瀬 恵理子 代表
「高校時代の自分を思い起こしたりとか過去の自分とのエールの交換だったり、そういった色んな捉え方をして皆さんの応援歌になったらいいなと思って作っています」
高知西高校・南高校OB合同よさこいチーム「THE LAST TAKE」の一世一代の晴れ舞台まであと10日です。
全員集合「THE LAST TAKE 頑張るぞ!おー!」