残り半年を元気に過ごせますように 30日の“わぬけさま”を前に県内の神社で準備 【高知】
2023年6月29日(木) PM7時16分
「わぬけさま」の愛称で親しまれているあす(30日)の夏越祭を前に高知市の神社で準備が行われました。
10人以上の大人が力を合わせて運ぶのは茅の大輪です。1年の折り返しとなるあす6月30日に県内各地の神社で開かれているのが「わぬけさま」こと夏越祭です。
茅などで作られた大きな輪「茅の輪」を左・右・左の順にくぐり、半年間のけがれをはらい、残り半年を元気に過ごせるように祈願します。
高知市の潮江天満宮では午前8時頃からおよそ20人の氏子たちがわらや茅を使って茅の輪づくりを行いました。直径およそ4メートル80センチの茅の輪は昼過ぎに完成。
作業する人
「ちょっとね…いがんじゅう(歪んでいる)」
境内に仮設した柱に合わせてクレーンなどを使って微調整しながらおよそ1時間かけて設置しました。
潮江天満宮・山中 隆寛権禰宜
「いろいろな状況下でございますが、その中を無事安全にお過ごしいただけるようにご参拝をいただきたいと思います」
茅の輪はあす午後3時の神事のあとからくぐることができ、あさって午前10時頃まで設置される予定です。
祭りの開催に伴い周辺では通行規制が行われます。鏡川にかかる天神大橋の北詰から南へ200メートルと、天神大橋の南詰から柳原橋までの川沿いを通る道およそ700メートルが午後6時から11時まで車両通行止めとなります。ご注意ください。