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News- 高知のニュース

ツバメのヒナ すくすく成長中!商店街の人たちに見守られながら子育て「ほのぼのしますね」【高知】

ぴったりと寄り添って親鳥が餌をくれるのを待っている3羽のひな。高知市の升形商店街では毎年、春先にアーケードの隅にツバメが巣を作って子育てをしています。

愛らしいひなの姿に、通りかかった人は。
「ほのぼのしますね」

ツバメは越冬先の東南アジアなどから日本にやって来ますが、商店街には今年3月上旬に30羽から40羽ほどが飛来。ほとんどの巣はすでにひなが巣立っていますが、きょうの様子を見てみましょう。

商店街に入ってすぐ。お出迎えをしてくれるかのように2羽のひなが。
1カ所目…少し先に2カ所目、約100メートルのアーケードを進んでいくと…3カ所目。さらに、4カ所目。横断歩道を渡って反対側のアーケードを見てみます。そして5カ所目。この巣はひなが一羽だけ。ちょっと寂しそうですが…早く餌がもらえるといいですね。

結局、アーケード内でひながいる巣は6つでした。

升形商店街振興組合代表 田島明さん
「ここです。この巣ですけど、これが1号の巣。ツバメが突然飛んできて」

升形商店街の代表でクリーニング店などを営む田島明さん。20年ほど前、商店街に初めてやってきたツバメを発見しました。その年、巣がカラスに襲われているのを見て『守ってあげたい』と一念発起。それから毎年、ほかの店主たちとカラス除けにテグスをはったり親鳥が休める止まり木を設置したりとツバメの世話をしています。田島さんによりますと、升形商店街ではスーパーの閉店もあり人通りが減っていましたが、最近は新しい店が増えたこともあり客足が戻りつつあるといいます。

升形商店街振興組合代表 田島明さん
「コロナもようやく収束し始めて、ツバメも元気に飛んでいる姿を皆さん見てくれますので、商店街としても元気づけられてます」

商店街を飛び交うツバメたち。例年、梅雨明け頃には2回目の子育てが始まり、よさこい祭りが終わると越冬に旅立ちます。

升形商店街振興組合代表 田島明さん
「8月の中頃にここからいなくなりますけど、来年また飛んできてもらいたいと親のような気持ちですね」

昔からツバメは幸せを運んでくる鳥として人々に親しまれてきました。商店街で存在感を示すその姿はまさに言い伝え通りですね。

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