一足早く秋の味覚を全国に…高知のサツマイモ“土佐紅”収穫始まる 「ホクホクで美味しい!」【高知】
2023年5月18日(木) PM6時30分
次々と掘り起こされていくサツマイモ。鮮やかな紅色が特徴の「土佐紅」です。
高知県香南市夜須地区で半世紀以上前から早期栽培されていて、井上和俊さんの農業用ハウスでは一昨日(16日)から収穫が始まりました。
一般的なサツマイモは、8月から11月にかけて出荷されますが、「土佐紅」は高知の温暖な気候を生かしたハウス栽培で、今の時期から収穫でき、例年東京の大田市場では、最も早く出回る“新芋”として初売りされます。
非常に皮が薄く、皮ごと食べられるのが特徴。ほくほくとした食感でいろいろな料理の材料として使うのにピッタリです。塩昆布と一緒に炊いた炊き込みご飯を試食させてもらいました。
中川哲 記者
「サツマイモの上品な甘みを塩昆布がよく引き出していていると思います。とっても美味しいです」
こちらは、バターと砂糖、土佐紅だけで作ったケーキ。イモ本来の甘みを存分に楽しめる絶品のおやつです。
土佐紅の生産者・井上和俊さん
「今はしっとり系の芋が、はやっちゅうけど、土佐紅はやっぱりホクホク感があって、人気があるね。おイモやき(食べて)ホクホクした顔になってもらいたいね」
土佐紅の収穫は7月中旬まで続き、夜須地区では約170トンの収穫を見込んでいます。初出荷は、あさって20日で、高知の味が関東を中心に全国へ届けられます。