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News- 高知のニュース

新型コロナ5類移行「定点把握」初めて発表 1医療機関あたりの患者数 1.27人 専門医に聞く【高知】

高知県では新型コロナについて、5月8日までは医療機関などが県に報告した全ての感染者数が毎日発表されていましたが、5類移行に伴い季節性インフルエンザと同様に、指定した44の医療機関の感染者数を報告する定点把握に変わりました。きょう(17日)から、毎週水曜日に前の週の1週間分の感染者数が発表されることになります。

17日発表されたのは、5月8日から14日までの1週間分で、県内44の医療機関から報告された感染者数は56人となっています。1医療機関あたりでは、1.27人となりました。

この数字をどう捉えればいいのか。県感染症対策協議会会長の吉川 清志医師に聞きました。

県感染症対策協議会会長 吉川 清志 医師
「けっこう難しいので、今のところは私としてはインフルエンザを目安にしたらどうかと思っている。インフルエンザは、定点あたり1以上になると流行が始まったということになる。今回は1.27人なので、一応流行はしていると考えるのはどうかと思っている。」

ちなみに先月(4月)17日からの1週間の感染者数は、1医療機関あたり1.16人で今回とほぼ同じ水準。ゴールデンウィークにあたる5月1日からの1週間は0.82人なので、連休後、増加したことがわかります。

県感染症対策協議会会長 吉川 清志 医師
「大型連休後の感染者の増加がどの程度になるのか、その後の推移がどうなるかというのは、定点把握でも十分、全数把握と同じような形は出てくるというのは、県も把握している。その数値を参考に流行の様子を把握していくのが大事」

季節性インフルエンザは、1医療機関あたりの感染者数が10人を超えれば「注意報」、30人を超えれば「警報」が出されますが、新型コロナについてはまだ目安が決まっていません。県は感染者が急増した場合など、適宜コメントを発表していく予定です。

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