画像

  • 画像
  • 画像
  • 画像

News- 高知のニュース

高知県内初の”水素ステーション”オープン「脱炭素社会の未来を切り開く」【高知】

(テープカット)「高知水素ステーションオープンです」

高知市相生町に県内初の高知水素ステーションが完成し開所式が開かれました。高圧ガスの製造販売を手掛ける高知市の企業「土佐酸素」が国や県の補助金を活用し、総工費5億円をかけて作りました。全国で167カ所目四国で5カ所目となります。

土佐酸素・野村卓弘社長「この水素ステーションは水素で高知県の脱炭素社会の未来を切り開いていくスタートになります」

水素自動車はその名の通り水素を燃料にして走る車で、走行時に二酸化炭素を排出しません。実は、5年前県内で初めて水素自動車を購入したのも土佐酸素でした。その時、特別に私も運転をさせていただいていました。

2018年・野村舞アナ「スムーズ、静か。電気自動車みたいな静かさ」

充填した水素と空気中から取り込んだ酸素で発電し、その電気でモーターを回し車を動かします。足回りもしっかりした印象でしたが、この時は県外に行かないと水素の充填ができませんでした。

土佐酸素によりますと、現在はわかっているだけで県内で9台が所有されているということで、ステーションの完成により水素自動車の普及が進むことが期待されています。このステーションには岡山の工場から運ばれた水素ガスが貯蔵され「ディスペンサー」と呼ばれる機械から車に水素を充填します。

野村舞アナ「今、水素の充填が始まりました。見た目はガソリン車と同じようですが入っているのは水素です」

価格は1キログラム1760円。満タンにすると8800円で充填はおよそ3分です。一回の充填でおよそ700キロ、高知から千葉まで走行できる計算です。

土佐酸素・野村卓弘社長「FCV(燃料電池自動車)は認知度が低いので水素ステーションを使って認知度を広めていきたい」

高知水素ステーションの利用は予約が必要で、営業時間は平日の午前10時から午後5時半まで。土日祝日は休みです。

最近のニュース