いざという時に備え休日返上で“自主練習” 解体前の建物で消防士たちが訓練【高知】
2023年1月30日(月) PM7時30分
訓練を行ったのは県内の消防士の有志でつくる「とさ消防活動 友の会」の6人です。
メンバーは日ごろ、救助の際に必要なドアの破壊訓練などを解体される建物で仕事が休みの日にプライベートで行っていてスキルアップに努めています。
おととい(28日)は志に賛同した高知市の解体業社、市川工業が解体予定の住宅を提供。
メンバーは建物の中を見回りサッシの構造などを確認したあと、火災で開かなくなったドアを開けるための器具の使い方を訓練しました。
「切断の時やけど絡まるから押し付けてはダメ。(切断部分が)溶けてくるまで待って抵抗が無いように切る。押し付けたら、絡まって止まる」
1人でも多くの命を救えるようにとお互いの知識や技を教え合っていました。
とさ消防活動・友の会 大原総一朗さん:
「実際にドアを切るときに金属にあてた時の刃の入り方とかそういう細かい所って本で読んだり勉強したり聞くだけでは分からなくて実際、きょうドアを切らしてもらって体験したんで確実に現場に生かせると思う」
「とさ消防活動 友の会」は建物やドアの構造は多種多様であり、より多くの訓練を
積む必要があるとして無償で使わせてくれる解体予定の建物を探しています。