高知県で新たに356人が新型コロナウイルスに感染していることが分かりました。県は対応ステージを上から3番目の「警戒強化」に一段階引き下げました。

新たに感染が確認されたのは356人です。前の週の同じ曜日より158人減っています。基礎疾患のあった70代から90代の男女5人が亡くなりました。保健所別では高知市で133人、安芸管内で33人、中央東管内で32人などとなっています。

新たなクラスターは1件です。須崎管内の医療機関で8人が感染しました。

浜田知事
「本日をもって県の対応ステージを上から3番目の『警戒強化』に一段階引き下げることにした」

県はきょうの対策本部会議で病床占有率と、直近1週間の70歳以上の新規感染者数が対策強化の基準を下回っていることから対応ステージを「警戒強化」に引き下げました。

県民への抗原検査キットの無料配布は予定通り今月31日で終了。無症状者を対象にした県が設置する検査会場や薬局などでの無料検査は来月末まで延長します。

浜田知事
「感染者数は減少傾向に入っているが引き続き第8波の感染の波にある。引き続き県民の皆さまには救急現場への負荷ができるだけかからないようなご協力をお願いいたします」

また、県は去年9月以降の新規感染者数の公表に3197人分の漏れがあったことを明らかにしました。高齢者などについては発生届と感染者数の報告が必要ですが、一部の医療機関で感染者数の報告が抜かっていました。県は去年9月27日から今月17日までの感染者の公表数を訂正しています。

感染者の累計は16万1622人です。120人が入院していて重症は3人減って3人中等症は6人減って30人です。