クモの巣の糸は何本?「科学研究そのもの」トンボ大好き児童など小中学生の自由研究
2023年1月24日(火) PM3時12分
中村安里アナウンサー:
こちらのクモの巣、小学生が実際に採取した本物のクモの巣なんです。さらに縦糸41本、横糸105本と糸の数まで数えています
黒い画用紙に貼られたクモの巣。高知市・一宮東小学校の5年生、佐野時哉さんがクモを見つけて巣を完成させるまで観察を続けた後、標本にしました。
高知市の高知みらい科学館で1月22日、市内の小・中学生による自由研究の作品展が始まりました。コロナの影響で2年ぶりの開催。出品された約900点のうち特賞と優秀賞に選ばれた73点が展示されています。
訪れた人:
データ取りが本格的ですごいと思いました
訪れた人:
これが研究なんだなとすばらしいなと思いました
関心を集めていたのが特賞に選ばれたこちらの作品。オニヤンマやギンヤンマなど大きなトンボが大好きという小学5年生の一色遥翔さんが制作しました。
鴨田小学校5年・一色遥翔さん:
(特賞で)とてもうれしいです。子供の頃からトンボが好きなので、この研究をしようと思いました
高知市を始め日高村や四万十町など、県内各地で半年かけて約100匹を集め標本にしました。採集した地域ごとにトンボの種類をまとめた点などが「科学研究そのもの」と評価されました。
鴨田小学校5年・一色遥翔さん:
すごく大変でした。(大変だったのは)トンボの標本の内臓をとったり文章を書いたりするところです
トンボは休みの日に親と一緒に出かけて捕まえました。
父親:
行ったからといって必ずそこで飛んでいるっていう訳じゃなくてタイミングよく出くわしたら捕れるという感じ。本当に貴重で運があると思います。子供と一緒に捕りにいって、逆に僕たちもトンボの魅力に触れて大変勉強になりました
この展覧会は2月4日まで高知市の高知みらい科学館で開かれています。