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News- 高知のニュース

元・おニャン子の新田恵利さんが語る「介護を楽しむ方法」とは【高知】

(新田恵利さん)
「介護ってなんかやっぱり他人ごとだった。でも本当に突然、来ますよ。本当にみんな来るからねってことを伝えたくて」

タレントの新田恵利さんです。8年前、当時、80代半ばの母親が骨折して歩けなくなり認知症のような症状も出始めたといいます。一人では日常生活が困難な「要介護4」に認定されましたが施設が見つからず、兄と2人で自宅で面倒を見ることになりました。

慣れない介護でパニックになることもあったといいますが…

(新田恵利さん)
「親が老いることは恥ずかしいのか?当たり前のこと。親が老いたことで介護が必要になるのは恥ずかしいことなのか?全然、恥ずかしくない。じゃあブログに書こう」

介護について綴ったブログを公開すると多くの共感の声が寄せられました。また周りの人が気にしてくれるようになり心に余裕ができたといいます。

(新田恵利さん)
「もしみなさんがこれから介護になった時、1人で抱え込まずに介護仲間を作ってください。『介護になっちゃったー、大変だよー』と言いふらしてください」

一人で抱え込むのをやめた新田さん。オムツを汚してしまったのに笑っている母親を見て自分も笑っているのに気付いたといいます。

(新田恵利さん)
「気持ちに余裕があると、笑った母を『何笑ってんのよ』じゃなくて『参ったな』と一緒に笑えるので、肩の力を抜いてありのままを受け入れて。だって泣いたって笑ったって(介護を)しなきゃいけないんだもん。なので前向きに思考を変えてもらったら楽しいことがいっぱいあります」

結局、去年、母親が92歳で自宅で亡くなるまで介護は6年半に渡りました。

(高知市から・姉妹)
「姉妹なんですけど(介護に)直面してますので心に沁みました」
「(母親に)強く言ってしまうこともある。お話聞かせてもらいながら反省もあって」

(新田恵利さん)
「やっぱり介護って大変は大変。もう免罪符のように『すいません介護なもんで』って介護って言うとみなさん色んなもの譲ってくれるので。もう心構えですね。楽しんでください」