東横インが高知市『西敷地』活用案プレゼン「どういう場所か認識を」委員から厳しい指摘も
2022年11月14日(月) PM6時55分
東横インホテル企画開発・朝海正裕 取締役:
高知市の中心市街地の活性化に寄与するために新たな賑わい、ふれあい、憩いの拠点を整備します
高知市が公募していた「西敷地」活用案の唯一の応募者となった東横インは、全国で334店舗を展開する大手ホテル企業です。11月14日、高知市で近隣住民90人と選定委員を前に西敷地の活用案をプレゼンしました。
東横インの案はホテル機能を備えた12階建ての複合ビルにするというものです。229の客室を設け、1階にはボルダリングなどを楽しめるスペースを確保。2階にはよさこいに関する情報などを発信するギャラリースペースを設けます。駐車場は日曜市やよさこい祭りの期間中に活用できるように全面的に開放するとし、ホテルの従業員およそ50人は全員地元採用すると発表しました。
選定委員からの質疑応答の場面では追手前小学校の跡地という立地をふまえ、市民へのメリットなどに関する質問が相次ぎました。
県商店街振興組合連合会・広末幸彦 理事長:
私は生まれも育ちも商店街で追手前小学校卒業です。兄弟もそうですし、父も祖父もみな追手前小学校です。高知市には中心市街地活性化基本計画というのがあります。どちらか読まれましたか?それを熟読したうえで、この土地がどういう場所か認識したうえでやっていただきたい。このホテル単独の出店計画にしか私には思えませんでした
東横インの担当者は中心市街地活性化基本計画について「熟読はしていない」としたうえで、改めて「地域と連携していきたい」と強調しました。
署名活動など行う住民 12秒「市民ギャラリーとか誰も望んでないと思う」「いろんなイベントとかマルシェとかできる自由な空間で置いてほしい」
プレゼンテーションの後、選定委員会による審査が非公開で行われ、結果は16日に発表されます。その後、市による審査を経て21日に最終決定します。