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News- 高知のニュース

森絵都さん「児童文学は期間をかけて…」あさのあつこさん「99%の絶望があっても…」シンポジウムに登壇

10月15日、高知市のオーテピアで開かれたのは「読書」がテーマのシンポジウムです。本離れが進む中、若い世代に読書の楽しさを知ってもらおうと「日本ペンクラブ」が主催。中高生など約90人が参加しました。

特別講師はベストセラー小説「バッテリー」の著者・あさのあつこさん、短編小説集「風に舞いあがるビニールシート」で直木賞を受賞した森絵都さん、そして2歳から18歳まで四万十市中村で育ち中村高校3年生の時に書いた小説「魚のように」で坊ちゃん文学賞大賞に輝いた中脇初枝さんです。中脇さんは幡多弁で子供時代の思い出を語りました。

中脇初枝さん:
近所の人らがようにしてくれて私の名前を呼ばずに”べっぴんさん”って言ってくれるんですよ。中学生の時には”坊ちゃん”で読書感想文を書いたりしました。今だから言いますが同じクラスの男の子3人の感想文を書きました

児童文学を書くときに気を付けていることについて森さんとあさのさんは。

森絵都さん:
(子供は)ボロボロになるまで何度も読み返してくれて、その読み返しに耐える文章を書くというのは書くほうも期間をかけて繰り返し繰り返し何回も書く必要がある

あさのあつこさん:
救いのないような終わり方であったとしても、そこに99%の絶望があったとしても、1%の希望を残すように書き手が書けるのかをすごく意識します

参加した高校生:
絵本って身近にあると思うが、作家の皆さんが苦労して作られているのを初めて知って大切に扱って読むべきだなと思いました

3人は生徒たちに「夢を叶えるために広い世界を知り、あきらめず好きなことをやり続けてほしい」とエールを送っていました。

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