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News- 高知のニュース

樹齢900年の大クスノキ倒木、高知・安田町の県天然記念物「残念という以外にない」7月の雨が原因か

高知・安田町唐浜地区に佇む神峯神社。参道の傍らに根元からなぎ倒された巨大なクスノキが。樹齢900年と伝わる御神木です。

高さは30m、幹周りは16mあり、県内のクスノキの中では須崎市大谷に次ぐ太さです。1955年には県の天然記念物に指定されるなど地区のシンボルとして親しまれてきましたが、7月変わり果てた姿に。

藤尾アナウンサー:
御神木が倒れた辺りを見ますと、御神木以外にも木が1本、2本と倒れているのが確認できます。あまりの大きさ・重さだったため、周りの木を巻き込みながら一緒に倒れたと見られています

倒木が判明したのは7月下旬。神社の清掃に来た青年団が気が付きました。神社の総代長を務める小松正さんは7月上旬の大雨が原因と見ています。

小松さん:
考えてみたら生まれてからずっとあるがやき、残念という以外にないわね。もっと先に気がついちょったら対策もなんかあったろうけんど

藤尾アナウンサー:
切ないですね

小松さん:ね、ほんまにこんなになってつくづく思うね

町は撤去方法を検討していますが、重機が入れない山の中にあるため協議は難航しています。今後、県の文化財保護審議会で天然記念物の指定解除が検討される見通しです。

町のシンボルということで地元の人の衝撃は大きかったそうで、小松さんは「倒れた御神木を絵馬などにできれば」と話していました。

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