新型コロナ 高知で過去最多1958人感染 県「収束の見通しない。自制心を強くして」【高知】
2022年8月23日(火) PM7時00分
高知県で23日、新たに新型コロナウイルスへの感染が判明したのは未就学児から100歳代までの1958人で、90代の女性1人が中等症です。1日の感染者数としては過去最多です。80代女性と90代男性の2人が亡くなっています。
年代別では40代が306人と最も多く、次いで20代が282人、30代が275人などとなっています。市町村別では高知市で1051人、土佐市で132人、南国市で90人、四万十市で71人など32の市町村で感染が確認されています。
新たなクラスターは8件です。3件は高齢者施設でそれぞれ5人から8人。5件は病院でそれぞれ6人から13人の感染が判明しています。
このうち幡多けんみん病院は、別の病棟でクラスターが発生した8月17日から初診や予約外の診察を一部縮小し、入院制限などを行っています。
県健康政策部 川内敦文医監
「行動制限をしていない状態では今後の収束の見通しはありません。県民の方々が自制心を強くして日常生活を送って頂くことをこれまで以上に強く望みます」
「弱い方々の身にもなって日常生活を想像力豊かにして感染対策に取り組んでいただければ」
県内の感染者の累計は7万2655人です。重症は3人減って7人、中等症は8人増えて39人です。四国の感染者数は愛媛が3283人、香川が2129人、徳島は1093人です。
また高知赤十字病院は救命病棟の患者の中に新たな感染者が確認されたことなどから、救急外来における救急搬送と診察をきょう(23日)午後5時から停止しています。