午前10時に始まったまんが甲子園の予選審査会。

くさか里樹さん　
「アイデアもすごいし絵も上手なところも多いレベルが高い」

31回目となる今回は県内17校・海外9校を含む179校から応募がありました。まんが甲子園は新型コロナの影響でおととしは中止に、去年はオンラインでの開催となりました。予選審査も去年は一部オンラインで行われましたが、今年は審査員6人全員が高知に集まっています。

予選テーマは『∞（むげん）』と『宇宙ゴミ』の2つ。179校のうち110校が「宇宙ゴミ」のテーマを選んでいます。

審査員は…

Moo.念平さん　
「宇宙宇宙しすぎていて決め手に欠けるテーマ自体が宇宙・ゴミ　主語と述語までいっているような感じ。そこから思い切って外れることが難しかったのかな」

難しいテーマでしたが…午後には予選審査を勝ち抜いた33校が発表されました。

気になる県勢は土佐女子高校・高知商業高校・高知工業高校の3校です。本選3回目の出場となる土佐女子高校は「ネタかぶり」が多かった「宇宙ゴミ」をテーマにした作品でしたが…「ゴミ」を天の川の橋にするという逆転の発想で、決勝に駒を進めました。

今年、初めて審査に加わった86歳の審査委員長・山根青鬼さんは漫画家歴72年目という大ベテランです。高校生の作品にふれた感想は。

審査委員長　山根青鬼さん（86）
「僕はずっと勉強していた。見てひとつひとつなるほど、と感心した。選ぶというより僕が勉強させてもらいました。日本の漫画界を背負うような漫画家になってください」

きょう（14日)勝ち抜いた高校は7月30日31日に高知市のぢばさんセンターで行われるまんが甲子園の本選に出場します。