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News- 高知のニュース

南海トラフ地震との関連は?日向灘の地震を専門家が解説、冬の地震対策のポイントも【高知】

1月22日未明、日向灘を震源とする強い地震が発生。

大分や宮崎で最大震度5強、高知県内でも宿毛市で震度5弱を観測しました。

岡村眞 名誉教授「(地震が発生した場所は)3~7年に1度くらいM7クラスの下の方の地震を起こす場所」

地質学を研究する高知大学の岡村眞名誉教授です。

教授は、今回の地震が南海トラフ地震につながる可能性はほとんどないと言います。

岡村眞 名誉教授「我々が南海トラフ地震と言っているのは、このユーラシアプレートとフィリピン海プレートの境界の面ではがれて元に戻っていくのがメカニズム。ところが今回は沈み込んでいるフィリピン海プレートの内部の深い所で今回のM6.6の地震が起きた。メカニズムが違う」

今回の地震の規模を表すマグニチュードは6.6。

気象庁は巨大地震との関係を調査する基準のマグニチュード6.8に達していないことから地震発生の可能性の高まりを知らせる「臨時情報」は発表しませんでした。

この0.2の差。どう捉えれば良いのでしょうか?

岡村眞 名誉教授「実はM0.2違うとエネルギーが倍になる。大きな違いがある。0.2には」

0.2違うと約2倍のエネルギーの規模の差があるというのです。

岡村教授は今後1週間は安心できないと注意を呼びかけます。

岡村眞 名誉教授「きょうも宿毛で少し揺れている。揺れた地域の周りがもう1回力を再分配しているような、小さな破壊が起こっている。それがきょうも起こっている。この1週間はそれが大きくならないかも含めて前回と同じような地震が起こる可能性はこの1週間はすごく高いと考えて用心して下さい」

さらに岡村教授は「冬の地震は寒さ対策が重要」と話します。

岡村眞 名誉教授「外の車の中でエンジンをかけて暖房をとるということが非常に現実的な地震被害を防ぐ行為になる。車で過ごすためにもガソリンはとにかく満タンにしておいてほしい」

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