高知県版「サラリーマン川柳」 高知特有の食や文化をユーモア交えた川柳で 【高知】
2022年1月17日(月) PM7時13分
高知版「サラリーマン川柳」の入選作品が決まりました。今年のテーマは「高知家あるある」です。
第一生命と県が共同で開催している「地元サラリーマン川柳」。3回目となる今回は県の内外から470作品が寄せられました。県庁で行われた表彰式では井上副知事と第一生命の岡本 裕士高知支店長から入選者に賞状と副賞が手渡されました。
今回の募集テーマは「高知家あるある」。「高知特有の食や文化が川柳で伝えられているか」が審査のポイントです。
「ニラむ妻 家事は文旦 生姜なく」
大賞の第一生命賞を受賞したこちらの作品はコロナ禍で自宅で家事を求められる機会が増えた夫の心情をニラや生姜といった高知の特産品をちりばめて表現しています。
大賞(第一生命賞)笹岡 亮太さん
「この句が世に出るわけですから、やっぱり私もこの句を詠んだものとして責任を感じてますし、詠んだからには家事、育児、積極的に参加していこうと思う」
続いてはコロナ禍で自宅で飲む機会が増えた高知県民がモチーフです。
「自粛して 家での晩酌 皆勤賞」
「家だと帰る心配をしなくていいので毎晩飲んでしまう」というお酒好きの県民性を表しています。
四国銀行賞・寺石 八重子さん
「句を考えることは脳の活性化にもなるのでいっぱい考えて頭を使うようにしています。早くコロナが収束して外へ安心して飲みに行けるようになれば」
こちらはよさこい祭りが2年連続中止になったことを受けて生まれた女性の一句。
「密なしで 成り立つ文化 土佐になし」
様々なイベントが中止となる中、みんなで集まって楽しむ密の文化にこそ高知県らしさがあることに気付かされたそうです。
優秀賞・野口 知沙さん
「高知県の密の文化を改めて感じて欲しいですし、高知県以外の方に高知県が密になって集まる文化のある温かい県という事を発信できたら」
今回入選した32作品は県のホームページで見ることができます。