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News- 高知のニュース

南国市「住みます造型師」は”三山ひろしフィギュア”生みの親 今なら制作工程を見学可能【高知】

フィギュアの制作過程を見て楽しめる企画が南国市で行われています。以前プライムこうちFで紹介した三山ひろしさんのフィギュアの生みの親が実際に作業する様子も見学できます。

フィギュアの周りに並べられているのは…手や足などをかたどった部品の数々。
南国市でソフトビニール製フィギュアの魅力を発信する「ソフビ・アートフェスティバルin NANKOKU」が行われています。メイン会場の「海洋堂SpaceFactoryなんこく」では「海洋堂高知アートソフビができるまで展」と題し、色を塗る前の人形やフィギュアの金型などを展示しています。フィギュアの頭部についている黄色のパーツ。こんなに細かい部分も金型で作られているんです。会場には10人の造形作家が制作したフィギュアおよそ300点が並べられています。

福岡からの来館者「(造形作家の)個性があって作っているものが違うので技術が細かいなと思った」

こちらの企画展は1回300円のガチャガチャが入場料の代わりとなっています。

「SpaceFactory」から西に歩いて5分ほどの場所にある後免町のアトリエには「住みます造型師」という看板が。ここでは島根県出身のフィギュア造形作家かたやまひろしさんの作品およそ30点を見ることができます。アトリエの中には…南国市出身のあの演歌歌手のフィギュアが!実はかたやまさん、「SpaceFactory」にも展示されている三山ひろしさんのフィギュアの生みの親なんです。かたやまさんはこの企画展が行われている1カ月の間、南国市に住みながらフィギュアの制作にとりかかっています。
フィギュア造形作家・かたやまひろしさん「この街に今、半月ぐらい住んでいるがこの街のシンボル的な人なんだなと。街の人に『(三山ひろしさんのフィギュアを)俺が作ったんだよ!』って言って回りたいぐらい私が作りました!」

そんなかたやまさんが現在制作しているのは地元・島根の伝統芸能「石見神楽」のフィギュア。2年前から制作を始めたこのフィギュアを高知に持って来たのにはこんな理由がありました。

フィギュア造形作家・かたやまひろしさん「高知の土佐和紙っていうのでちょっと(衣装を)やってみたくて。本当の衣装は刺繍がすごいんですよ。細かい刺繍が三重、四重に縫い付けてあるんで、それを粘土で作るよりもやっぱり綺麗な和紙を使ってやった方がいいんじゃないかなぁと」

アトリエでは、かたやまさんが実際にフィギュアを制作している工程を見学することができます。

フィギュア造形作家・かたやまひろしさん「原型はこんな風にして作るんだ、と(製作工程を)見るのもいいが、話を聞きにくるだけでも面白いと思うので気軽に寄ってください」

「ソフビ・アートフェスティバルin NANKOKU」は今月19日まで開催されています。

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