空から見てみよう!JAL国際線の機体で瀬戸内・九州を遊覧フライト【高知】
2021年11月15日(月) PM5時00分
高知龍馬空港の搭乗ゲート前に集まる大勢の人たち。
目的は新感覚の空の旅「遊覧フライトツアー」です。
この空の旅は”コロナ禍の新たな旅行スタイル”を提案したいと、JR四国が日本航空と共同で企画。11月14日に初めて実施され、高知県の内外から108人が参加しました。
日本地図を見せてくれたこちらの小学5年生の男の子は。
高知市から(11歳・兄)「ワクワクする。鹿児島を上から見ることが楽しみです」
(8歳・妹)「火山が見られるのが楽しみ」
こちらの家族は三世代で参加です。
(妻)「なかなか三世代でどこかに行くこともないので」
(夫)「初めてです」
Qどこが楽しみ?
(妻)「私、奄美大島!」
(夫)「俺も」
期待を胸に搭乗ゲートをくぐると、その先には。
川辺世里奈アナウンサー「こちらが今回乗る国際線の飛行機です。間近で見ると大きくて迫力があります」
コロナ禍で使用されていない国際線の飛行機が特別にチャーターされ、参加者たちは間近で記念撮影を楽しんでいました。
午後1時過ぎ。
川辺世里奈アナウンサー「今、離陸しました。どんどん加速していきます。機内は乗客のワクワク感で溢れています。私も楽しみです」
一般的な国際線のフライトが高度およそ1万2千メートルなのに対し、遊覧フライトは6千メートルの低空飛行。瀬戸内海や福岡県を巡り、鹿児島県の奄美大島で折り返す往復3時間のフライトです。
14日は雲が多かったものの、乗客は空からとっておきの1枚を撮ろうと夢中でシャッターをきっていました。
川辺世里奈アナウンサー「見えてきました鹿児島県!久しぶり~」
鹿児島県出身の川辺アナウンサー。上空ですが、約2年ぶりに里帰りです。
川辺世里奈アナウンサー「奄美大島上空です。今年7月、世界自然遺産への登録が決定しています。アマミブルーと呼ばれる美しい海。飛行機からもきれいに見ることができます」
安芸市から「海がすごくきれいだった。サンゴ礁的な。グリーンがすごかったです」
鹿児島の地形を見たいと話していた男の子は。
高知市から(11歳・兄)「種子島とか九州地方の上を通ってこんな島があるんだと思ったり、地図を見て重ね合わせたりして面白かったです」
そして国際線ならではの楽しみがこちら!”遊覧フライトツアーオリジナル空弁”です。栗のポテトサラダやさつまいもの甘露煮など、秋の味覚がふんだんに使われています。
南国市から「おいしいです。気分が違いますので味も違います」
乗客は1日限定の特別な空の旅を満喫していました。
須崎市から「ものすごくきれいで双眼鏡も持ってきてましたので。最高に楽しかったです」
次回の遊覧フライトツアーについては未定ですが、JR四国は今回のツアーに手応えを感じています。
JR四国・ワープ高知支店 片岡凌 営業主任「空からの景色はやはり地上では味わえない。定期便でも味わえない遊覧の特別な絶景がありますので、今後も展開できれば」
コロナ禍で生まれた新たな旅行のかたち。これまで知らなかった観光地の魅力を空から発見できる日常が訪れそうです。