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News- 高知のニュース

時短要請解除 初日の夜「やっと酒が飲める」「このまま収束して」高知の街に期待と不安【高知】

中川記者リポート
「午後7時20分過ぎのひろめ市場です。きょう(27日)から7時以降もお酒が頼めるという事で沢山のお客さんで賑わっています」

高知市の観光名所ひろめ市場では時短要請の解除に伴い、27日から営業時間を2時間延ばして午後10時までとし、午後7時以降の酒類の提供も解禁しました。

地元の男性
「やっとね、やっと帰ってきたね。やっと酒が飲めるというのは普通の生活に帰ってきた。そういうことです。」
「高知の人間酒好きやから7時で終わると言われたらすごい寂しいですよね。」

東京の女子大学生
「最高ですね、こういう雰囲気の場で飲むことが最近は少なかったので、早く前みたいな世の中に戻ったらいいと思う」

ひろめ市場によりますと現在も2店舗が営業を休止しています。27日は時短明け初日でしたが、普段の平日とあまり変わらず、およそ2100人が来場したという事です。

一方、帯屋町アーケードは…

人の流れはすこし戻ったように思えますが、一本北の通称・柳町では…人通りはありません。明かりがついた店をのぞいてみると数組の客が訪れ、賑わっていました。

こちらの店は新型コロナ感染の防止対策に取り組み、現在、県が飲食店に推奨している「高知家あんしん会食推進の店」の認証を申請中です。

店の女性
「感染対策は特に気を付けて換気とかサーキュレーター置くとか換気の面で気を使います」

店はこれまで座敷だった2階をテーブル席に変え仕切りを高くするなど、感染防止対策を心がけてきました。

店の女性
「最初の時よりはマスクもきちっと着けていただいているし。でも、どうですかね。お酒が入ったら。休まなくても制限されずにみんなが生きていけたらと思う」

およそ1ヵ月ぶりに営業を再開したカフェバーです。店のマスターは休業中に新たな顧客獲得に向けライブ配信をスタート。27日は配信を通じて店のファンになった男性が訪れていました。

神奈川からの男性
「最高に楽しませてもらってます。本当にバーに来てる感覚でマスターも人柄がすごくいい人なんで、すごく面白く楽しく見させてもらってるし、飲ませてもらってるという感じでしたね」

cafe&bar SHELTER 堅田佳嗣マスター
「(休業中)ライブ配信というものに挑戦して全国、全世界の方と話せる機会を得てつながった新しい絆が、実際にお店に来ていただける。お客様という形でつながっていけるという事がすごい嬉しかった。」

中川記者
「午後10時過ぎの堀詰電停です。まもなく最終電車がやってきます」

久しぶりに街で友人と再会した人
「コロナで怖かったけどだいぶ(感染者数)下がってきたろ?ほんで行こうかという事で。よかったね」

真っ暗だった屋台広場にも少しずつ明かりが戻っていました。近くに事務所を構える運転代行の会社ではー。コロナ前は1日およそ10台が稼働していましたが、現在は2、3台で営業しています。昨夜は午後11時半までに20件の利用がありましたが、コロナ前に比べると半分以下だという事です。

愛妻代行運転 川添泰伸社長
「国とか県からの補助金も頂いてますが、売り上げ的には2年前の80%ダウン。かなりきついです。まあ、このまま収束してもらいたいのが本音。この状態で終わってもらいたい」

時短明けを喜びつつも不安が残る高知の夜。本来の賑わいを取り戻すためにも、店にも客にも引き続き感染防止に向けた心がけが求められます。