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News- 高知のニュース

工科大学の“新学部構想”が白紙に 知事「県内企業の具体的ニーズ把握できていない」【高知】

高知工科大学にAIなどの先端分野の学部を設置する構想について浜田知事は、これまでの計画を白紙に戻し、必要性を再検討することを明らかにしました。

県立高知工科大学はAIやデータサイエンスなどについて学べる新しい学部を設置する計画を去年秋から進めています。高知市の永国寺キャンパスに2023年開設することを目指し、今年春にはホームページや新聞広告で教員の公募を始めました。
一方、県は工科大の卒業生の県内への就職率が17.3%と、県立大学の38.2%や高知大学の28.1%に比べると大幅に低いことから新しい学部は県内の産業界のニーズにそった人材育成や企業への支援が必要としています。

きょう(29日)の県議会で浜田知事は新しい学部について、県内の企業からどのような人材や支援が求められているのか具体的なニーズが把握できていないなどとして「これまでの準備作業をいったん白紙に戻す」考えを示しました。

浜田知事
「新学群の設置について具体的な必要性があるか、期待される効果が得られるか、財源はどうするか、といった点について、県主導で改めて検討してまいりたいと考えます」

また浜田知事は県内の職域接種について高知新港の県営会場のほか、17の企業や団体で合わせて5万3千人分の申請が受け付けられているものの、国からの承認が一部に留まっていることを明らかにしました。