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News- 高知のニュース

強豪・高知高校剣道部の感染対策は?「練習が倍ぐらいきつく・・・」県体優勝を目指して朝稽古【高知】

創部91年を迎える高知市の高知中学高校・剣道部。高校男子は県体で33回優勝している強豪です。午前6時半、部員が武道場に集まり、体温や体調の変化を記入していきます。40人が伝統の朝稽古を始めました。声を張り上げて打ち込む剣道の感染対策とはー

(高知中学高校剣道部 東野淳 顧問)
「くぼみがあってくぼみを面金にひっかかるように内側から入れる」
「全日本剣道連盟がかなり実験し飛沫の度合が少なくなる」

マスクを着用した上で専用のフェイスシールドをつけた面をかぶります。
(部員)
「すごく呼吸がしづらくて練習が倍ぐらいきつくなった」

厳重な対策の理由は剣道の発声にあります。「面」「小手」「胴」「突き」と声を出して1本を決めるのです。

(高知中学高校剣道部 東野淳 顧問)
「気・剣・体の一致」「声と打突と体の動きが一致して初めて1本になる」「全力を尽くして1本を打つその1番のものさしが声」

面にカメラを取り付けて撮影するとー。選手が至近距離で声を出しぶつかっていることが分かります。密を避けられない剣道は去年4月から練習や大会が中止に。去年の3年生は県体に出場できず引退しました。

(女子剣道部永野楓佳主将)
「先輩たちも全国に行きたいという思いもあったのですごく悔しそうでした」

全日本剣道連盟が定めた「フェイスシールドやマスクを着用した感染防止策」を徹底し、剣道部は去年6月から練習を再開させました。しかし4月、高校女子バレーボール大会でクラスターが発生。感染は拡大し県体の開催は一時、危ぶまれました。

(男子剣道部 山崎ひろとし主将)
「この先コロナが収まらずこのまま引退してしまうのか。試合に出られないんじゃないかという不安があった」

県体に出場する選手はおととい(17日)抗原検査キットを使った簡易検査を実施。高知高校運動部の選手は全員、陰性だったということです。

(男子剣道部 山崎ひろとし主将)
「嬉しかった。今までできなかった分、優勝してやろうという気持ちが大きくなった」
コロナに翻弄された1年を振り返ってー

(女子剣道部 永野楓佳主将)
「当たり前にできていることが当たり前にできなくなって剣道ができる喜びを感じた」
県体の剣道は5月22日と23日に開催され、高知高校剣道部は14人が出場します。

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