10人1組で走る高知商業高校の若き聖火ランナーをご紹介します。

後輩「高知商業ファイトー！」

後輩からエールを送られていたのは生徒会執行部のメンバーたち。高知商業は1994年から続けているラオスでの小学校建設活動などが評価され、去年の2年生・3年生が県の推薦ランナーに選ばれました。

メンバーの中には…

卒業生の“前”生徒会長・徳弘 菜香さん
「高校生を卒業したんですけど、こういった機会をもらえていることに感謝して、最後まで走りたいと思う」

1年越しの聖火リレーはメンバーが変わることなく3年生5人、卒業生5人の10人で聖火をつなぎます。

高知商業高校 生徒会長・浅野 朱音さん
「みんなで頑張って、きょうは練習して本番を迎えましょう！」

本番まで1週間を切ったこの日初めての予行演習を行いました。卒業生のなかには県外の大学に通っているメンバーもいるため7人での練習です。

「ローテーション的な…」
「押し出し方式！」
「そんな感じでいく？」
「先輩方が先にやって（トーチを持って）、もらった後に私たちのほうに（トーチを渡す）みたいな」

10人のフォーメーションを決めいざ、実践です。トーチを受け取る際にはこんなアイデアが…

「ポーズはラオスの方々への気持ちを込めて“コップ・チャイ”（ありがとう）ということでいきたいと思います」
「せーの！コップ・チャイ！」

高知商業ならでは、ラオス語を取り入れました。毎年夏にラオスを訪れ、学校建設活動をしている生徒たち。去年は新型コロナの影響で現地に行くことができませんでした。
そこで去年は県内企業と共同で開発したバウムクーヘン「グローカルバウム」を販売し、学校建設の資金集めを行いました。
目標額を上回る185万円が集まり無事、今年8月ラオスに幼稚園が完成する予定です。

高知商業高校 生徒会長・浅野 朱音さん
「コロナ禍でもいろんな活動に取り組めたのは地域の方々の協力があったりしたからなので、そういった部分での感謝だとかラオスの子どもたちの笑顔を思い浮かべながら、ラオスと高知の両方の発展を願って走っていきたいと思います」

メンバー
「聖火リレー頑張りましょう！パニャニャンスースー（頑張ろう）！」