海洋堂の新施設『スペースファクトリー』誕生「こんなに面白い施設は世界中どこにもない!」【高知】
2021年3月22日(月) PM8時00分
21日午前10時前、冷たい雨が降る中傘をさした人の行列が。
「前からすごく楽しみにしていたので今日はサイコーの日」
南国市にものづくりを発信する拠点「海洋堂Space Factory なんこく」がオープンしました。
南国市が総事業費およそ16億円をかけ整備した施設で「海洋堂・高知」が指定管理者として運営します。
まずエントランスで訪れた人の度肝を抜くのが、高さ3・5メートルの巨大オブジェ。
動物フィギュアの造形師・松村しのぶさんの作品です。
(子どもたち)
「ねぇプテラノドンは?」「おるで上に、一番上」「ねぇスズメは?ねぇトンボは?ねぇネコは?」
まるで宇宙船のようなスペースファクトリーは3階建て。
1階には海洋堂のファン必見の施設が…
(川辺世里奈アナウンサーリポート)
「こちらにズラーっと並んでいるフィギュア。実は作る過程を、すぐ隣で間近で見ることができるんです」
ここは海洋堂のフィギュア工場です。
ソフトビニール製のフィギュアを作る工程を窓越しに見学できます。
そんな海洋堂の精巧なフィギュアを存分に楽しめるのが、架空の南国市のジオラマです。
のどかな街にやってきたのがするとスペースファクトリーの建物が稼働し…
「よし攻撃!いけっゴジラ攻撃」
「ゴジラやっつけた『バンバン』でやっつけた」
このように館内には大小合わせおよそ1000点ものフィギュアやジオラマが展示され、訪れた人はお気に入りのフィギュアを見つけるのに夢中になっていました。
「恐竜や!ティラノがおるで!」
見るだけではなく体験ができるのもこの施設の魅力。
2階には工作室がありものづくりにチャレンジできます。
フィギュアの色塗り体験をした人は
「プラモデルに色塗るみたいな感じでできるので面白い」
このほか、栃木県のからくり人形師・半屋弘蔵さんが寄贈した4体のからくり人形の実演も行われました。
3階は企画展示スペースとなっていて、今後もさまざまな催しが行われます。
きのう(21日)1日でおよそ3000人が訪れ、さまざまなジャンルのものづくりを楽しんでいました。
(海洋堂高知・宮脇修一社長)
「入館料タダやし見れるし、体験はちょっとお金かかるけど手軽にできるし、人(プロ)がやってるの見れるし。こんなに面白い施設、世界中どこ探してもない」
「海洋堂Space Factory なんこく」は入館無料で、火曜が休館です。