高知南国道路あす全線開通 災害時は「命の道」南海トラフ地震に備え近隣住民が避難できる高台も
2021年2月26日(金) PM8時00分
高知南国道路は高知龍馬空港ICから高知自動車道までの全長15キロです。
高知龍馬空港ICと高知南IC間はすでに開通していて、あす(27日)は高知南ICから高知ICまでの6.2キロが開通します。
2001年3月に着工し総工費はおよそ1700億円。
全線開通により高知ICから高知龍馬空港までの所要時間は通常時でおよそ7分、渋滞時でおよそ9分短縮されます。
災害時には「命の道」としての役割も期待されます。
土佐国道事務所・山本恭二工務課長
「この辺り見ていただくとわかりますけど、高い土地っていうのがあまりありません。地震・津波の時に周辺の方々が逃げる場所が非常に少ない場所」
新しくできる高知市高須砂地の高知中央IC付近は、南海トラフ地震による津波でも浸水しないように道路は10~14メートルの高さに設計されています。
救命活動や救援物資の配送に役立てられるほか、近隣の住民など150人が避難できる8mの高台も整備されます。