藤川球児さん「楽しまなあかん」阪神・石井将希投手に安芸キャンプで熱血指導「1軍を意識しているか?」
2021年2月8日(月) PM5時00分
藤川球児さん「ええ球や」
高知市出身の藤川球児さんが高知県安芸市の阪神タイガース2軍キャンプに合流しました。
“松坂世代”を代表する投手だった藤川さんは2020年で現役を引退し、阪神のスペシャルアシスタント(SA)に就任。他球団の戦力の見極めや新外国人の調査などをサポートします。
沖縄で1軍の指導を終え、第2クールがスタートした2月6日から2軍に合流しました。
ブルペンではサイドスローに転向したばかりの石井将希投手を相手に1時間半に渡りマンツーマンの熱血指導。
藤川球児さん「楽しまなあかん、この練習は。そろそろ限界ちゃうか?」
貴重なサウスポーのサイドスローである石井投手に期待を込め、投球フォームやリリースポイントなどをアドバイスしました。
藤川球児さん「この1球が10球中9球ぐらい出ないかん」
藤川球児さん「その感覚、コツみたいなのが感覚で覚えてきたら、それが練習になる」
初日の指導を終えた藤川さん。2軍の選手たちに伝えたいこととは。
藤川球児さん
「ファームでやっているけれども、このままのテンションで、もしこれが1軍だったらその感じでプレーするのか?1軍を意識してやっているのか?それでも1軍の最低ラインの話。そういう姿で足りるのかというところで、ファームのキャンプってすごく難しい。ある意味で個々のトレーニング中心、スキルアップになるので、しっかり見ていきながら、タイミング良く声かけをしていきたい」
前日には高知入りしていた藤川さん。さんさんテレビの番組「プライムこうちF」を見ていました。
Q.年末の番組出演ありがとうございました。
藤川さん「きのう再放送してたよね」
前日の「プライムこうちF」では年末特番で伝えきれなかったシーンを特別編として放送。藤川さんは現役を引退した今後の生き方について「ずっと自分が主人公の人生は嫌だから」と語っていました。
藤川球児さん
「僕が1番、2番とかではなくて、みんなが自分の人生を豊かに送っていけるよう自分自身も人生を輝かそうとするところをみせていければ、誰かが何かの力に変わって頑張ってくれると思う。非常に楽しい毎日を今は阪神タイガースで来ている。この間は本当に藤川球児という一個人は0%なので、この期間はさんさんテレビで出ていた自分ではないので、またそのときに戻ったら遊びましょう」
藤川さんは第2クールが終わる9日まで滞在し、若虎たちを鍛えます。
阪神2軍のキャンプは3月1日までです。