高知南国道路、2月27日の開通前にウォーキング 龍馬空港と高知ICが直結に【高知】
2021年2月1日(月) AM11時00分
(交通標識を見上げて)
「ほんまや!でっかいねー!」
興味津々の様子で子どもたちが見上げるのは高速道路の交通標識。70キロ以上の速度でも運転手からはっきり見えるよう一般道の2.5倍の大きさで高さは5メートル以上あります。
いよいよ2月27日に全線開通する高知南国道路で1月31日、ウォーキングイベントが開かれました。
高知市以外に安芸市や四万十町からも応募があり、家族連れなど349人が参加しました。
3月上旬並のぽかぽか陽気のなか高知市高須砂地の高知中央ICから新五台山トンネルまでの往復、約4キロを歩きました。
川辺世里奈アナウンサー「いつも何気なく見ている路面標識実はこんなに大きいんです」
路面標示は幅1メートル、長さ5メートル。長さは一般道の2倍以上です。
普段見ることのできない景色を楽しみ、高知南国道路に親しみを持って欲しいと企画されたこのイベント。
訪れた人たちは道路標識や高速道路から見た風景を写真に収めていました。
高速道路の縁石やポールを子どもたちはゲームの世界に飛び込んだような感覚で楽しみます。
(縁石ブロックの上を歩きながら)
「歩きゆう!楽しそうだから。一本橋みたいだねぇ!」
参加者「普段、車しか走れない道なので人が歩けるなんて信じられない気持ち。すごく嬉しくて朝からテンションマックス!」
高知市の家族「天気も良くて気持ちいい。空港に行くなど普段の生活に使いたい」
会場には高所作業車に乗れるコーナも設置され子どもたちは目を輝かせていました。
高知南国道路は高知南ICから高知龍馬空港IC間がすでに開通しており、残る高知ICから高知南ICまでの6・2キロが2月27日に開通します。
総工費1740億円に上る高速道路建設は着工から20年で全線開通を迎えます。
高知自動車道と高知龍馬空港が直結し、災害発生時の救命活動や救援物資のための「命の道」としても期待がかかります。