ブランド米『偽装』でJA高知県の組合長が引責辞任 歴代の担当者が不正、チェック体制もなし【高知】
2021年1月13日(水) PM6時15分
JA高知県は1月13日、武政盛博組合長が仁井田米の偽装問題の責任をとって1月末で辞任すると発表しました。
四万十町の特産品・仁井田米について、他の産地のものを混ぜたり、古米を新米と偽るなどして販売していました。
偽装は2020年10月に発覚、弁護士などを交えた調査委員会の結果がまとまったことを受けて、会見を開きました。
調査結果では、不正の原因として、担当していた四万十販売課に法律を守る意識が浸透していなかったことを挙げています。
不正は遅くとも2012年ごろから行われており、歴代の担当者に引き継がれていました。
不正をチェックする仕組みもありませんでした。
JA高知県は再発防止策として法令順守の専門部署を立ち上げ、全職員を対象とした研修を行うとしています。