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News- 高知のニュース

五穀豊穣願って 江戸時代から続く土佐山の奇祭「早飯食い」とは【高知】

高知市土佐山の高川地区。
高川仁井田神社で五穀豊穣を願って毎年11月8日に開催されているのが、江戸時代から続く祭り「早飯食い」です。
平安時代土佐山に逃げ延びた平家の落ち武者が、戦に出る前ご飯を急いで食べたことに由来していると言われています。
お茶碗1杯のごはんと御膳味噌をお湯をかけながら食べる早さを競うというちょっと、いやものすごく変わった祭りです。
今年は新型コロナの影響で開催が危ぶまれましたが、地区の住民の強い意向もあり少人数で行うことになりました。

(運営スタッフ)
「“早飯食い”のときの掛け声ですが、あまり大きな声を出さないようにお願いします」
そんな「早飯食い」に川辺アナウンサーが特別に参加させてもらいました。
20年以上参加している早飯食いの達人・高橋正蔵さん(81歳)にコツを聞くと・・・
高橋正蔵さん「お湯を注いで、そそりこむような感じで」
お膳が届くとあっという間にスタートです。
「もう食べ終わったんですか?早い!うそー?」
達人・高橋さんの記録は、なんと驚きの40秒!
達人から遅れること1分30秒、川辺アナウンサーもやっと食べ終わりました。

(川辺世里奈アナウンサー)
「味とかもう分からないです・・・」
(参加した男性)
「(コロナ禍の)こういう時期にできたので、神様も喜んでいるのでは」
「コロナの関係で地域だけの祭りになりましたけど、これだけ沢山の方が来てくれて非常に良かったと思う」
土佐山で300年以上続く奇祭は、コロナ禍でも地元の人たちによって確実に次世代へと受け継がれていました。

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