高知県版GoToイート開始「美味いはコロナに負けない」プレミアム付食事券に飲食店も期待【高知】
2020年11月2日(月) PM6時15分
新型コロナウイルスの影響で大きな打撃を受けている飲食店を支援するため10月から始まったGo To Eatキャンペーンの高知県版が2日、スタートしました。このキャンペーンがいったいどんなものなのか詳しくご紹介します。
10月1日から農林水産省が行っている全国版Go To Eatキャンペーンはオンライン予約によるポイント還元です。
ぐるなびやホットペッパーなど13社のグルメサイトを窓口にしてサイトから登録店を予約し利用するとポイントがもらえるキャンペーンです。ディナーで1人につき1000円分、ランチで500円分、最大10人分のポイントを予約者がゲットすることができます。
2日からは各都道府県ごとにプレミアム付きの食事券を販売する「高知県版」Go To Eatがスタートしました。
食事券を販売する場所の一つ、高知商工会議所には朝の販売開始前から70人を超える人が列を作りました。このキャンペーンでは25%お得なプレミアム付食事券が発行され、県内の商工会議所などでは5,000円分の食事券を4,000円で購入することができます。窓口で購入申込書に記入すれば1人1回あたり5セットまで購入できます。購入の回数に制限はありません。
25%お得なプレミアム食事券はもう1種類ありファミリーマートでも購入できます。WEBサイトで事前申し込みをすれば10,000円分の食事券を8,000円で購入できます。
高知県版Go To Eatの参加店は2日現在で1132店、高知市では669店が参加していて参加店舗はホームページで確認できます。
こちらはキャンペーンの参加店の一つ明神丸帯屋町店です。明神丸は県内に6店舗のほか東京や岡山にも店舗を構えるわら焼き鰹たたきの専門店です。コロナの影響で4月からおよそ1カ月休業したことも影響し、売り上げは一時、半分まで落ち込みました。コロナの収束が見えない現状を打開するためGo To Eatキャンペーンに参加しました。
また明神丸の姉妹店、帯屋町の「土佐のいごっそう亀次」は4月7日から休業していましたがGo To Eatの開始に合わせて11月6日から7カ月ぶりの営業再開を決めました。このキャンペーンは”全国版”ではオンライン予約では利用客ごとに店側が、仲介料を払わなければいけませんが”高知県版”では店側に経費が一切かからないので参加しやすいのが魅力です。
こちらも参加店の一つ「広島風お好み焼ききかんしゃ」です。広島出身の夫婦が作る本場のお好み焼きが人気のこちらのお店。新型コロナの影響で4月から半年間、売り上げが約3割落ちましたがテイクアウトの需要で売り上げをカバーしてきました。テイクアウト専門店はキャンペーンの対象外ですが飲食店として営業しながらテイクアウトも行っている店ではテイクアウトの品物もキャンペーンの対象となります。
塩地克也店長は「お客さんから問い合わせもかなりありまして、喜んで来ていただけると確信しています。『美味いはコロナに負けない』をコンセプトに頑張ってお客さんに提供していきたい」と話していました。
参加店は2021年2月まで募集していて今後もさらに増える見込みです。プレミアム付食事券の販売は2021年の1月末まで。利用期間は2日から2021年3月末までです。