“海を渡るチョウ”アサギマダラが飛来【高知】
2020年10月15日(木) PM8時30分
冬になると南下する渡り鳥、ならぬ「渡りチョウ」が香美市の公園に飛来しています。
香美市の「香北の自然公園」です。
公園に咲き誇る秋の七草の一つ・藤袴の蜜を吸いに現れた美しいチョウは「アサギマダラ」です。
体長はおよそ8センチ。ステンドグラスを思わせる、透けるような薄いあさぎ色のまだら模様の羽を持つことから名付けられました。
実はこのチョウ日本で唯一「海を渡るチョウ」として知られています。
これまでの調査では和歌山から香港まで、約2500キロを旅したという記録が残されています。
ただ、小さなアサギマダラがなぜこれほどの長距離を移動できるかは分かっていません。
これから冬にかけて南を目指して旅立つアサギマダラは、香北の自然公園で10月下旬まで見られるということです。