KSS- 第274回 番組審議会議事録
- 日時
- 2024年7月18日(木)10:30~12:00
- 場所
- 本社会議室
- 対象番組
- FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品
「ユンボの遺言 ~真理子 23歳の肖像~」 制作:高知さんさんテレビ
議事概要
- 番組それ自体が芸術だと思えるような、いい作りの番組だった。
- 大﨑真理子さんが友だちとふざけ合うシーンなどを見ていると、ごく普通の女の子という印象だが、彼女の絵や生き様から、非常に天才的で研ぎ澄まされた感覚が伝わってきた。そこを証言で繋ぎドキュメンタリーに仕上げたのが、成功だと思う。何度でも見たい番組だった。
- 全体的に声高に訴えるのではなく、内容がすんなり入ってきた。「ユンボの遺言」というタイトルそのものに、制作者の思いを感じた。
- 高知にいた若く才能あふれる女性が、このような芸術を残しているという事を上手く紹介したという意味で、とても面白い番組だった。
- あまりにも情報があふれている中で、音のない映像からかえって視聴者の想像力が膨らむ作品だと思った。
- 大﨑真理子さんの声で番組を構成してもらえたら、もっと良くなったのではないか。
- その時はよく分からなくても、何十年後かに全く違う解釈が生まれてきたりする。この番組はそういう息の長い番組になるのではないかと感じた。
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