KSS- 第273回 番組審議会議事録
- 日時
- 2024年6月18日(火)10:30~12:00
- 場所
- 本社会議室
- 対象番組
- 『独自/安芸漁協 不正の実態』および関連ニュース
「プライムこうち」4月10日/5月8日 放送 制作:高知さんさんテレビ
議事概要
- 安芸漁協の上司が警察に行く前に電話をするシーンから、よく撮影させてもらったと感心した。大スクープだと思う。
- 「悪いものは悪い」すごくシンプルな考えだと思うが、そういうシンプルな事について考えさせられた大事なスクープだった。
- 金額の大小に関わらず世間に五万とある事象のひとつだと思うが、今まで声をあげていなかったものがあがってきて、それを受けて取材し放送したことは大変意義のあることだった。継続して取材してほしい。
- 22歳の若者が「悪いものは悪い」と言えたのは、地域とあまり関わっていない若い世代だからこそはっきり言えたのかもしれない。そういう部分も知りたかった。
- 実際に税金を払っている安芸市民がどう思っているのか、市民の声も聞いてみたかった。
- 起こっている事象が、法的な観点だけでなく、できるだけ分かりやすく視聴者にどう伝わるかという所を気にかけて放送してほしい。
- 取材した内容の全てをオープンにできないと思うが、この漁礁の製作者、海に沈める作業をした人、請求書を作成した人、副組合長が受け取ったお金の使い道、組合長や市長のインタビューも絶対必要だと思う。そういうのが見えてこないと、視聴者に不満が残る。
- テレビ局の報道は、ユーチューブのように情報を片っ端から上げるのではなくて、原因から結果まで腰を落ち着けて追いかけ、事実を淡々と放送し、あとは視聴者に委ねる。それが報道の原点だとすれば、この放送はまさに報道の原点で素晴らしいと思った。
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