- 日時
- 2024年4月18日(木)10:30~12:00
- 場所
- 本社会議室
- 特別講演
- 「旬感LIVEとれたてっ!」生情報番組の成り立ちに見る
〜平日午後帯・情報番組戦線への挑戦と現在地〜
講師:関西テレビ放送 コンテンツ統括本部 報道局 情報制作部 部長 近藤兵衛 様
議事概要
- ニュースや情報を扱いながら、視聴者の見たいという気持ちに応えていくのが情報番組だと思う。
- 番組は、「ストックコンテンツ」と「フローコンテンツ」に大きく分けることができる。ドラマやアニメなど番組販売や配信で後々お金を生むことができるのが「ストックコンテンツ」、一方の「フローコンテンツ」は、ニュースや情報番組のように鮮度が重要である。
- 関西テレビは、フローコンテンツが少なかったが、系列局の番組購入が後押しとなり、昨年6月に情報番組専門部署として情報制作部が発足し、10月から「旬感LIVEとれたてっ!」をスタートさせることができた。
- 平日ごごの情報番組戦線でどう戦うかは、裏局がやらない内容で勝負し、細かすぎる天気予報など独自性のある演出を心掛けている。
- 他局より5分早く始まるアドバンテージを最大限生かし、他局が放送する前にショートニュースで内容を見せ切る工夫をしている。
- 出演者、スタッフが楽しんで番組を制作している一体感は、必ず視聴者に伝わるという信念のもと取り組んでいる。
- 新番組が定着するまでには時間がかかる。また、生活情報企画のネタは、年齢的な好み、地域性もあり、正 解はなかなか見つけられず日々悩みながら制作している。
<委員から>
- 高知からの中継はリズムが良く見やすかった。
- スタジオのコメンテーターは安定してしまうとつまらないので、常に刺激を与えていないといけない。
- テロップの色使いは、高齢者や色覚障がいのある人にも分かりやすい工夫をしてほしい。