KSS- 第218回 番組審議会議事録
- 日時
- 平成30年11月20日(火)10:30~11:45
- 場所
- 高知さんさんテレビ 2F 会議室
- 対象番組
- FNSソフト工場「時の探求バラエティ 1分のチカラ」
平成30年10月28日(日)13:30~14:25 制作:テレビ新広島
議事概要
- 今回の番組、1分に凝縮という企画としての面白さ。そして、3つの取材対象の人たちそれぞれが、個性的で考えさせられるところがあり、バラエティとして普通に肩の力を抜き楽しく見ることが出来る内容だと思いました。
- 1時間の番組で3つの対象がありましたが、もうひとつ対象を加えてスタジオトークを少なくしてもよかったのかなと。番組後半部分が少し間延びしたイメージでした。それにしても永瀬さん、すごい方がいらっしゃるんですね。他の番組でも取り上げられていると思いますが、私は初めて知り、当時の肉体とボロボロになった服を見てビックリしました。今は、落ち着きギラギラしたところがなく穏やかな感じで語っている。人間的な深さを感じました。
- バラエティ番組を見る事が久々だったのですが、見終わった時に実は記憶に残らなかったなという感覚がありました。人生を1分に切り取り、思いを込めて編集したはずなのに、番組の構成がそうさせてしまったのか、切り抜いた1分があんまり印象的じゃなかったのか、どっちなのだろか。自分のなかでこうなっていくんじゃないかっていう下準備ができすぎて記憶の薄さになってしまったのかなと。仮にインパクトを与えるのであれば、もう少し何か手法があってもよかったかと思いました。
- それぞれの題材が、1つは資料的な価値のあるもので、もう1つは誰かの人生の記憶みたいなものを編集して漫画にしているもの。最後の1つは記録的な、個人のアーカイブ的な価値としての映像という3種類で構成されているので、バリエーションとしては見ごたえはありました。
- 千原ジュニアさんと女性アナウンサーの進行にリズム感があり、ローカル局制作といいながら、内容も良かったです。バラエティ番組という括りの中でも、視聴者に対して、私たちの知らない世界で行われている地道な研究の紹介。芸人として、下積み生活の中それを支える妻の姿が映し出され、ホッとするところもありました。彼らは彼らで毎日必死に生活している。それぞれの価値観から三者三様に見せられた内容でした。
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