KSS- 第198回 番組審議会議事録
- 日時
- 平成28年11月15日(火)10:30~12:00
- 場所
- 高知さんさんテレビ 2F 会議室
- 対象番組
- 「軍神からの手紙」
平成28年11月5日(土)25:30~26:25 制作:山陰中央テレビ
議事概要
- 変な作り込みのない、わかりやすい番組で、良かったと思う。
- 「時代の力に流されないと言い切れる人はどれだけいるだろうか」それがテーマだと思った。そう言った意味ではいい番組、見た後で家族と話し合っていろんな事が得られた番組だった。
- 遺族が検証して行く過程にテレビ局が取材に一緒に入ったという事は、ものすごくプラスになったんじゃないかと思う。そこにマスコミの力、そしてメディアの力が入る事。そして一緒に調査していくという過程がすごく大事だと思う。個人ではなかなか進まない事がそういうマスコミとか組織を通じて進んでいく事は大きいと思う。
- これから日本を担っていく若者、学生、小学生、中学生に見ていただくためにはもう少し解りやすい言葉もつけてやった方がよかったのではと思った。番組としては感銘を受けて、素晴らしい番組だったと思います。
- 時の権力の流れにまかされる事なく、ひとりひとりが理性的な判断ができるように、常に我々は意識していかなければならないと思った。そういう意味でメディアが果たす役割というのは、非常に大きいと改めて思った。
- 戦時中の足取りをこの番組の為に追うという作り方はオーソドックスな作り方だとは思うが、至るところでもっと突っ込みたい。もっと当事者の声を知りたかった。
- 1時間番組の中でちゃんと山を作ったりとか、人柄を出したりとかにする、集められた素材が少なかったと思う。テンポが一定していて、これだったら20分か30分番組にまとめた方が、制作者の言いたい事が伝わったと思う。
- 翻弄された青年を描きたいという狙いは解りやすいし、よく解ったが、それ以上でも以下でもない。もっとどこかに刺激的な事が欲しい。
- 丁寧に作られているけれど、番組の構成は、少しもの足りないところもあった。
- 今回番組の中で佐々木優子さんがテレビ局に企画を持ち込んだのか、もしくはテレビ局が優子さんにどうですかと提案したのか、そこら辺の制作の意図が解れば、もっと深く勉強できたのかなと思った。
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