画像

  • 画像
  • 画像
  • 画像

News- 高知のニュース

【高知】イスラムの国に土佐酒を!その意外なターゲットとは…

インドネシアの商社の社員が土佐酒を輸入しようと高知の酒蔵を訪れています。飲酒が禁止されているイスラム教徒が多いインドネシアでの意外なターゲットとは。

創業140年あまり香南市にある高木酒造。県の招待を受けインドネシアから商社の社員3人が訪れました。目的は輸入する土佐酒の視察です。高木酒造の酒はフルーティーな香りと爽やかな酸味が特徴で近年、欧米への輸出が増加。一方で、インドネシアへの輸出はありません。

インドネシアはアルコールが禁止されているイスラム教徒が人口の約90%を占めているからです。土佐酒のニーズはあるのでしょうか。

インドネシアの商社・クラウディアさん:
「ムスリムじゃない人向けに酒を売ります。観光客もいっぱいいるので酒を売ります」

国際化が進むインドネシアは様々な国から移り住む人が増え、特に中国にルーツをもつ人が数百万人います。この中国系の人たちをターゲットにし、土佐酒をレストランなどで提供したいと話します。

3人は8日、酒米を炊く釜や「もろみ」を発酵させる仕込み蔵などを見学。そして、人気の「豊能梅」の純米大吟醸などを試飲しました。

インドネシアの商社・アトンさん:
「とてもおいしかったです。それぞれのお酒が特徴を持っていて特に純米大吟醸が非常においしくてインドネシアのマーケットにも合っていると思います」

高木酒造が生産する酒のうち海外に出荷するのは1割にとどまっていて、インドネシアへの販路拡大はビジネスチャンスと見ています。

高木酒造6代目・高木一歩さん:
「一つ取引先が増えるというだけではなく(海外の人が)高知を盛り上げるきっかけに酒がなればと思い、輸出も頑張っていければ」

インドネシアの商社の社員は11日(土)まで高知の酒蔵をめぐり商談会を行います。

最近のニュース