【高知】パラオの戦跡をたどる写真展『父母ヲ見タクテタマリマセン』少年兵の思いなど伝える
2025年8月29日(金) PM7時37分
太平洋戦争で激戦地となった西太平洋の島国パラオ。今も現地に残る戦争の跡を写真でたどる展覧会が開かれています。
高知市文化プラザかるぽーとで開催されている写真展。企画したのは高知市の会社員南 和さん(68)です。南さんは約40年前パラオを訪れた際、沈んだ戦闘機など戦争の跡が残されていることを知り、これまでに70回以上訪れ写真に収めています。
パラオは1914年から約30年にわたり日本の統治下にありました。太平洋戦争では激しい戦闘で約1万人の日本兵が戦死したとされています。
「トーチカ」という防御陣地の壁には「父母ヲ見タクテタマリマセン」という文字が。少年兵が故郷の両親を思って書き残したものです。
訪れた人:
「読んでるだけで涙が出そうになったりする。記憶にこれからもずっと後世に伝えていかなければならないと思う」
徳島在住の林惠子さん(75)の父は機関兵としてパラオで船に乗っていました。
林惠子さん:
「悲惨さとか機関銃とか、いろんな兵器の前に立った人の気持ちを考えるとつらい」
写真展の会期は8月31日までで、写真は県遺族会へ寄付されます。