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News- 高知のニュース

修学旅行中の生徒ら168人が犠牲『紫雲丸』沈没から70年、高知市の南海中で追悼式典

1955年5月11日、本州と四国を結ぶ宇高連絡船『紫雲丸』が高松市の沖合で貨物船と衝突し沈没。修学旅行中だった高知市の南海中学校の生徒28人を含む168人が亡くなりました。

事故から70年の11日、南海中学校での追悼式典には全校生徒のほか、犠牲者の同級生26人と遺族2人が参列。慰霊碑に花を手向け祈りを捧げました。

南海中学校の生徒を代表して3年生の佐藤煌月さんが「いま生きている私たちは生きていることが当り前じゃないということを心に刻みながら日々を大切に生きなければならないと思います」と述べました。

犠牲者の同級生である山本元子さん(85)は「(碑の前に)来るたびに皆が見守って下さっているのかなと思って。70年、生かされている自分を感じています」と話していました。

南海中学校のプールでは2024年、長浜小学校の児童が水泳の授業で亡くなる事故が起きました。

犠牲者の同級生や遺族は70年前の事故を風化させず、命を大切にしてほしいと話していました。

南海中学校の3年生は10月に修学旅行で名古屋方面に行く際、高松市にある事故現場の近くで犠牲者の追悼を行う予定です。

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