一番人気は《スマイルマーク入り》高知市のはんこ店が作る「みんなが笑顔になれるはんこ」
2024年9月18日(水) PM8時11分 <9月20日 AM11時32分 更新>
モットーは「みんなが笑顔になれるはんこ」。高知市のはんこ店が作る遊び心満載のはんこが人気を集めています。
「鰹」の文字の周りには「KATSUO KOCHI」とアルファベットが並ぶなんともユニークなはんこです。このはんこを作ったのは高知市知寄町にある国見印章堂の二代目、国見俊介さん(63)です。
先代の安行さんが1954年に創業した国見印章堂。大阪の専門学校でデザインを学んだ俊介さんはゴム印メーカーに就職していましたが、25歳の時にUターンし2011年に店を継ぎました。そして2016年。
国見印章堂・国見俊介さん:
「なんかユニークなはんこも作ってみたいなと。自分が好きなイラストを入れたり、自分の好きな絵柄、模様を入れたりしたはんこを作るのを始めたらどうかなっていうのを考えついて」
「スマイルファクトリー」としてインターネット販売を始めました。最初に作ったのはスマイルマークと一緒に名前を彫ったはんこです。
国見印章堂・国見俊介さん:
「はんこを押した人、そしてそのはんこを押したのを見た人、みんながニコっとできるようなはんこを作れないかなという思いが込められています」
他にも生まれた日や時間、体重を入れた出産祝いにもぴったりのはんこやー猫やダルマをあしらったキュートなはんこもあります。
ここで問題です。このはんこは何と読むでしょうか?
正解は「おかべ」。
ひらがなの「おか」と「あっかんべー」の「べ」を組み合わせました。
これまでにデザインしたはんこは80種類以上にのぼります。アイデア練るの大変じゃありませんか?
国見印章堂・国見俊介さん:「もう本当に夢の中に出てくるぐらい考えてますね」
ちなみに一番人気はスマイルマーク入り。二番目に人気なのが麻の葉柄や市松柄などの和柄。次に人気なのが中央に「姓」を入れて周りをローマ字のフルネームで囲んだものだそう。
国見印章堂・国見俊介さん:
Q彫っている時はどんなことを考えて?
「使う人はどんな場面で押してくれるかなとか、押したら終わりではなくて、押したはんこを見た人が『いやーおもしろいね』とか、ニコっとしてもらえるような、人から人へつないでいくはんこになれたらいいなと」
デジタル化が進む中でも、“押すだけではない”はんこの新たな可能性に期待が高まります。
国見印章堂・国見俊介さん:
「1つの固定概念に囲まれたはんこ屋じゃなくて、いろんなものを発信できるはんこ屋さんもありじゃないかなと。はんこでみなさんを笑顔にしていけたらいいなと思っています」
「スマイルファクトリー」のはんこの値段はサイズや材質によって異なりますが売れ筋の直径12ミリのものであれば3000円から販売しています。国見印章堂の店舗かインターネットで注文できます。